創設した私たちの思い

History

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青木じゅん子

GALG発起人・アドバイザー

私はある俳優のマネジャーをしていました。
俳優である彼女とこの業界の不条理さにうんざりしていた頃、一緒にこの組合を立ち上げようと意気投合。
でも、組合を立ちあげることなく、突然亡くなり7年の歳月が経ちました。
そして、輪をかけてまさか、こんな時代が来るとは思いませんでした。

世界が恐怖に震えた感染病。
あれから3年。私たちの舞台は?お芝居は?歌は?もう演じることも歌うこともできない世の中になってしまったの?
でも、「夢をあきらめられない」と数々の俳優たち音楽家たち・・・。
だけど、私は彼らの何の支えにもなれていない。自分がもどかしい・・・。
時間だけが刻々と過ぎていく日々のなか、こんな状況下の中だからこそ、今立ち上がらなくては!と!
「芸術」の本当の価値って何?「芸術でどれだけの感動や夢をひとに与えることができるの?」数字では決して表すことができない世界・・・数字だけで評価される日常、そして世知辛いこの時代に「本当の意味の芸術」が必要だと。

そして、私たちの仕事は、誰に縛られることもなく本来は無限でなくてはならない。
日本の俳優・アーティストが普通の職業と変わらない労働者のひとりとして守られる権利を大切にしなくては未来がない。
権力社会に飲み込まれることなく、堂々と自由に表現者として、これからの仕事への取組みを真摯に考えたい。
最期まで舞台をあきらめず女優魂を貫いた彼女との約束を果たせる日がようやくきました。

2016年9月に急逝した女優川島なお美さん。天国から応援してください。

そして、これから活躍される方々にこの思いを託し、スタッフ一同頑張って参ります!!
どうぞ、皆様のご支援、ご賛同、ご協力お願いします。

岡﨑育之介

映画監督・脚本家・演出家・俳優

メイン①岡﨑育之介プロフィール2.001

ゴッホという画家がいます。
彼は生涯、その絵で日の目を浴びることはありませんでした。
しかし今わたしたちは彼の名を知っていて、彼の描いた風景を知っている。
それは、彼の死後その絵を売った「画商」たちがいたからです。
画商たちが彼の絵を広め、彼の名を現代にも残るものにした。

このことからわかるのは、〈表現する〉才能と〈売れる〉才能は違うということです。

僕は16歳から芝居を学び始め、この芸能界に俳優として身を投じました。
しかし様々な障壁を感じることも多く、いつしか身の程知らずにも「こんな芸能界のシス
テムの中で売れる必要はない」などと思うようにもなりました。
そんな経験から「自分で自分の〈表現〉を〈売って〉いかなければだめだ」と思い立ち、
自ら作品作りをして己も出るという、独自で芸術を完結させる取り組みへと移っていきま
した。そして現在、俳優/監督/脚本として鋭意戦っています。

けれど、わかっていました。それだけでは足りない。もっと根本的な部分を変えないと。
そうじゃないときっと、この国の表現者は報われない。
そんな折、青木さんからこんなお誘いがありました。
「これまでにないような、自由な俳優組合を作る。育之介くん、入ってくれないか。」
僕は二つ返事で答えました。「入ります。そして、運営もやらせてください。」

昔苦悩していた僕。今希望を持って業界で花開こうとしている表現者達。そして何より、
〈面白い日本の芸能界〉を夢見ながらも儚く散っていった友人・先人たちの悔しさのため
に、この組合はこれから、未来のために立ち上がります

潮みか

女優

15歳から芸能界のお仕事をさせて頂くようになり、20歳で地元大阪を離れ上京し、事務所に所属し、CMやドラマ・映画・舞台と、色んなお仕事をさせていただきました。
26歳でその事務所を辞めました。
そして27歳を目前に自分のスキルアップを考え、今も所属している劇団に入団しました。

最初に所属した事務所の社長、マネージャーさんとは今でも連絡を取り合う仲です。しかしその当時は、ぶつかることもありました。
他の事務所に所属する周りの役者さんの中にも「マネージャーさんと合わない」「事務所を辞めたい」という様な話は日頃からよく聞く話でした。それでも事務所に入っていないといけない理由はなんなのか。

個人では何かあった時の責任がなかなか取れない。その面もあって使ってもらいにくい。ギャラの交渉やスケジュール調整を本人で全て行い衝突が生まれたりした場合の評判や印象も全て本人が背負わなければならないのでリスクが高い。など、個人で活動するには多くのハードルがあります。
それでもありがたいことに、お仕事のお話を振ってくださる関係者の方も中にはいらっしゃいます。個人で内容を聞きお受けして、スケジュール調整や請求書の製作を自分で行い、受けさせて頂いたお仕事もあります。
でもそれは稀なケースですし、それを年間何本も自分1人ではやって行けません。知人関係者に窓口にだけなってもらった事もありますが、それもずっとは厳しい。かと言ってまたここから事務所に所属して、ストレスを抱えながらギャラはしっかり折半という世界に耐えられる自信もない。
そんな時にこの組合を立ち上げる話を聞いて、すぐに賛同しました。

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窓口となってくれるだけでなく、何か起きた時に対応のサポートが受けられたり、弁護士、税理士にも相談ができたり「フリー」と呼ばれる個人では難しい部分のサポートが受けられる。こんな心強い事はないと思いました。

そして私は1度、ロサンゼルスに行き、アメリカで活動している日本人の俳優さんにアポを取り、アメリカで活動するには何が必要なのか聞きに行った事があったのですが、そこで1番高いハードルとして上げられたのはVISA問題でした。オーディション期間撮影期間等は、ずれ込むのが常なので、永住権を持つか、それ相応のVISAがおりないと難しいとの事でした。その話を連合東京の方にしたら、今後そういった面もサポートしていけるようにしたいですね。と言って下さいました。

会社ではなく組合。色んな意見を出し合って、皆んなで作るもの。
俳優やアーティスト、芸能に携わる色んなジャンルの方々が、それをちゃんと仕事として、生活ができる環境になればいいなと心から願います。

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